あと施工アンカー引張試験

コンクリートに何かを取り付けたり、固定したいときにはボルトや鉄筋を使用しますが、そのボルトや鉄筋は、コンクリートに穴を開けて”アンカー”と呼ばれる金属や接着系樹脂を埋め込んで固定されます。
この工事は打設後のコンクリートに施工されるので、あと施工アンカーと呼ばれます。

あと施工アンカーは、コンクリートに構造部材や設備機器を強固に固定させる手段として広く普及していますが、施工不良や基礎となる既設のコンクリートに問題があると、地震や台風などで強い力がかかると抜けてしまいます。
そのため、施工されたアンカーが設計用引張強度を満たしているかを確認する「あと施工アンカー引張試験」は安全性の担保に極めて重要です。

あと施工アンカー引張試験は、施工されたアンカーに対し、所定の荷重を載荷し、荷重値と目視により固着性能を確認します。
ロットごとに全本数の0.5%か少なくとも3本以上、設計用引張強度などの指示された確認荷重まで引張り、アンカーの抜け出しや過大な変位がなければ合格とします。
アンカーの種類、サイズには様々な種類があるので、それらに応じた試験機を使用します。

以下、あと施工アンカー引張試験のご依頼の多い現場を建築・土木に分けて例を挙げます。

建築分野では

・天井や配管の吊りボルト
・耐震補強工事の鉄骨ブレースや壁の増し打ち
・非常用自家発電装置やキュ-ビクルの基礎
・携帯電話のアンテナ支持柱設置
・看板の設置
などに使用するアンカーが施工された現場

土木分野では

・橋脚の耐震補強のためのRC巻き立てや縁端拡幅部などコンクリートの増し打ち
・地震による橋の上部構造の落下や橋脚のずれを防ぐための落橋防止構造や変位制限構造
・高架橋の床版増厚や壁高欄補強部
・照明灯や標識の設置
・ガードレール等の防護柵や高欄の設置
などに使用するアンカーが施工された現場

その他にもさまざまな場面であと施工アンカーが使用されるので、施工後の引張試験が必要になってきます。

お気軽にお問い合わせください TEL 06-6693-0857

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